2011年12月アーカイブ

第9週「いつも想う」

いや~、恋愛結婚じゃないと、夫婦らしくなるのも大変ですね。
まして糸子は勝さんにサッパリ恋愛感情持ってないし。
新婚早々寝室は別だし、仕事に関する話しかしないし、新しい職人をひとり雇ったくらいにしか思っていないので
見かねたおばあちゃんが「今日は一緒に寝ろ!ちゃんと話をしろ!」との厳命を下します。

隣同士に布団を並べて、自分は仕事が好きなので、奥さんらしいことはきっと全然できないという糸子、
仕事しているところに惚れた、だからそのままでええという勝さん

なんでしょう、初のお床入りシーンだというのに、同じNHK制作だというのに、
篤姫&家定、ゲゲゲのような萌え要素がまったく1ミリも感じられない夫婦(笑)。
萌え展開を妄想しようとしても、私の腐った脳でさえもまったく動きません。

そんなこんなで長女誕生。命名:優子

あれっ?ヒロコじゃないの?ヒロコ・ジュンコ・ミチコだよね?コシノ三姉妹って!


私が小学生か中学生の頃、渋谷の丸井に売ってたミチコ・ロンドンの服が可愛くて
すっごく欲しかったんだけど、世はバブル全盛期で、上下で7万だか8万とかして、とても手が出せなかった。
でもそんな値段でも買えた人はいるんだよね。
バブル当時高価な服着てたイケイケな人たち(←死語)は、現在の平成の大不況はどう生きてらっしゃるのかしら
とたまに追跡調査したくなる感情に駆られます。

それにしても新生児がすっごく可愛い。
生まれたての赤ちゃんなんて、いったいどこから調達してキャスティングしてるんだろう。

続きまして、次女の直子も誕生。あれっ?ジュ(以下同文)

この子がまあ~手が付けられない暴れん坊で、とうとうご近所中から子守を断られてしまいます。

母親がガッツリ仕事に集中している家ではこういうことが多々あるみたいですね。
森瑤子さんのエッセイにも、作家生活に専念している頃に生まれた三女が、物が遠くに見えるとか怖い夢ばかり見て徘徊するとか、色々精神的に不安定でチャイルドセラピーに通った、と書いてます。
親の関心や愛情が欠乏しているから、それを求めての行動なんですかね。

私は昭和40年代の医学で10年間も不妊治療に励んでいた両親にやっと出来た子が死産で
「もう年齢的にも妊娠は無理だろう」と主治医に宣告されて、子どもを諦めた矢先に
出来て生まれた子なので、
それはもう窒息するほどの愛を浴びて育ちました。
父の職場の人もすごく喜んで、大きな樽酒持ってきて鏡開きをしてくれたそうです。一般人の妊娠出産でそんなことするんだろうか。

あれこれ世話を焼かれて可愛がられるのが当然という環境で育ったせいなのか、
好かれているとめんどくさい鬱陶しい、むしろ嫌われてるほうが気楽。
というメンタリティが自分にあるのを自覚しています。

どー育てりゃいいのよ。子育てって大変ですなぁ。(子ども居ないので超他人事)


子育てに大変な中、
贅沢禁止令で、金糸のラインが入ってる反物が販売禁止になって
生地屋が困ってるから買ってやれと言ってくるお父ちゃん。じゃあアンタが買えよ。
そして糸子も100反も買っちゃダメだよ!

その生地をスカートやワンピースにして妹や店員の昌ちゃんに着せて歩くマネキンにして、
金のラインのとこだけ隠して、戦争終わったら元に戻せるとの触れ込みでバカ売れしてたけど、
ご近所さん皆と同じ生地の服ってやだなぁ・・・
お正月に初詣行く道すがらでも「あの服着てる人8人目や」って・・・

心斎橋デパートの店員さんの制服リニューアルに使えなかったのかな。
もう制服を作り直せるご時世じゃなかったのかしら。


100反もの反物を売り切るまで、勝さんの弟さん宅に預けていた直子。
顔を見たくなって途中で様子を見に行ったときの弟さんの顔の生傷
泣いて困らせる程度なら良いけど、暴力ふるう子を預かるのは勘弁だなぁ~・・・
ようやく慣れてきたので、ここで親の顔見るとまた手が付けられなくなるからと門前払いの糸子夫妻。
そりゃそうだよ。

足の爪切るだけでゲラゲラ笑う陽気な勝さんが帰り道ずっと泣いてるのを見て、
「この万年上機嫌の人が泣いてます。人の親んなるちゅうんは何やどっか哀れな事なんやなあ」
いや、アンタも親やんけ。

それでも、やっと直子を迎えに行ける時、見つけた瞬間抱きしめてずっと離さなかった糸子。
やっぱりお母さんなんだなぁ~。
気持ちは分かるが、勝さんにも抱かせてあげて。
後ろでずっと「俺にも。俺にも抱かせてくれ」ってうろうろして不憫やん(笑)

直子も両親が来てくれて嬉しかっただろうな。
なんだか子の気持ち、親の気持ちを考えてジーンと来てしまった。


今週は他にも、安岡家の次男・勘助に赤紙が来て、出征して、精神病んで帰ってきます。
あんなに陽気だった子が・・・。安岡のおばちゃんの能面ぶりも磨きがかかってきています。超怖い。


作中で、北支事変・支那事変と出てくるから、
OP曲は「東京事変」じゃなくて「椎名林檎」名義のクレジットなのかな。


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うちの夫は毎朝だいたい8:25くらいに出勤するので、
8時になる前から、
・シャワーを浴びる
・天気予報とMOCO'Sキッチンと星占いを光速でザッピングする
・各局ワイドショーのトップニュースを見ながら着替える
・会社に持っていく水筒と鞄の中身を確認する
・う○こする時間が無い!とわめきながらトイレに行く
・遅刻だ間に合わない!とわめきながら出勤


・・・という怒涛の分刻みスケジュールのため、私はのんびりカーネーションを観られません。
内容が濃いから集中して観たいしね。

なので、8時から総合テレビで放送している分を録画して、夫の出勤後に観ています。


先々週の糸ちゃんが川本さんと祝言を挙げる『果報者』はツボに嵌りすぎて、一日4回以上観ました。
簡単に感想を


第8週「果報者」

糸子本人の意思に関係なく、着々と進行する結婚話。

「命短し恋せよ乙女~」を歌いながら肩組んでやってくる平吉と勘助(笑)
出だしは知ってるけどフルコーラスって初めて聴いたかも。

親にもご近所さんにもおめでとうおめでとう言われて、引くに引けなくなる感じ。
なんかこういう外堀を埋めていくやり方は気に入らないけど、
あの時代はそういうもんだったのかなー。「ゲゲゲの女房」も見合いして10日後に結婚だし、
八重子さんも、泰蔵兄ちゃんとは祝言の日に初めて顔を見たって言ってたし。
だったら、同じ職場で働いてて、ある程度人柄とか知ってる間柄ならまだマシなのかしら。

髪結いの道具をひとつひとつ磨きながら、
「美容師になりたかったから、親が髪結い屋への縁談を勝手に決めてきてしもた。
 けど今思たら、親の言うとおりやっと。おかげさんで毎日好きな仕事もさしてもろてるし、
 泰蔵さんにも文句いっぺんも言われた事ないしなあ。確かにこんなええ話はなかったわ。
 無理やりにでも結婚さしてもろてほんまにありがたかったと思てる」

という八重子さんの言葉が背中を押したみたいでした。

なんていうか、結婚というより就職って感じですけど、
つーかこんな嫁さん来てくれて、安岡家こそ果報者じゃないですか!


でも祝言の日に初めて顔見るってどうよはてなマーク
泰蔵兄ちゃんはイケメンだからまだ良かったけど、
見合いをまとめる人と、自分の好みがかけ離れている場合だってあるじゃんか。
全っ然好きじゃないタイプと結婚なんて耐えられないよ。
そのへんは親がちゃんとうまいこと采配してくれたのかな。

周囲のおめでとうコールに嫌気が差し、仕事に打ち込みすぎてミシンの掛けすぎで膝を痛める糸子。
あーもう膝の痛みがすごくリアルに想像できる自分が嫌(笑)
痛そうだなー

そしてまたこの週はステキな栗山千明様を堪能できるステキ週間

・結婚の噂を聞きつけ「祝言だけはうちで挙げや。余所でやったら末代まで恨むで!」とツンデレな千明様。
・店の予約帳に川本家・小原家祝言と書いてあるのを見て、満足そうに微笑む千明様。
・当日「どういうこっちゃ!?何で花嫁がこんな遅れてんや!」とぷりぷり怒りながら廊下を早歩きする千明様。
・挙句の果てに自分で迎えに行き、「ええかげんにしいや!」と怒って店の引き戸を開ける千明様。(←マジ岩下志麻)
・膝が痛すぎて歩けない糸子を重いと文句たれながらもおんぶして背負って行く千明様。
・吉田屋の玄関で糸子を下ろし「この・・・豚!!」とゼーハーしてる千明様。
・花嫁衣裳忘れた糸子に「もうアホか!ええわもう!待っとき!」と自分の着れなかった花嫁衣裳をぽんと貸す千明様。
・「馬子にも衣装、豚にも晴れ着、猿にも化粧」と悪態をつく千明様。
・遅れて入る花嫁が悪目立ちしないよう、宴会芸でもやっとけと招待客に指示しといたらしい千明様。
・盛り上がってる宴席を確認して、「行くで」と一声かけて襖を開ける千明様。
・静かに広間に入ってきて、花嫁姿の糸子と目が合ったらドギマギして照れちゃう千明様。

ステキすぎて鼻血出そう。もうこのお方主演で「極道の妻たち」制作してください。

花嫁登場に喜ぶみんな。神戸のおばあちゃんがぽろぽろ泣いてるのを見てこっちまでもらい泣き・・・
遅れに遅れたのに「仕事やったんけ」しか言わずに微笑む川本さん。優しいなぁ。
そしてみんな!お父ちゃんの高砂聞いてあげて!(笑)


祝言の翌朝、寝乱れてる糸子を見てドキッとした人は多いはず!
そして、一人で寝てるから「あれ?」とずっこけた人も多いはず。私もそうだから
膝が痛いから初夜はおあずけなのね。そうなのね。

朝ごはんにおばあちゃんが出してくれた鰯の煮付けがうまそうでうまそうで・・・
食べたーい!鰯って放射能大丈夫なのかな。
圧力鍋でふっくら柔らかく炊きたいなー

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